ガンの新しい治療法


                                  2022/10/07

                                    

1, 要旨

ガン専門医の医師として40年に渡りガンと闘ってきたシモンチーニ(イタリア人)博士の成果を紹介する。博士はガンがカビだとする新しい説を提唱し、それに基づいて大きな成果をあげてこられた。以下に監修者トゥリオ・シモンチーニ博士、著者世古口裕司「ガンの新しい治療法」の概要を記す。

2, 外科医として40年に渡るガンとの闘い

シモンチーニ博士は1951年生まれのイタリア人で、ローマ大学を卒業後に大学病院の小児科に勤務する。そこで小児ガンの子供達が抗がん剤や放射線治療で苦しんで死んでいく姿を見て、博士は現代医療の間違いに気づいた。シモンチーニ博士は外科医であったので、ガンの手術も数多く執刀した。そこでガンの病巣が「白い」のに気づく。これは当時有力だった細胞の突然変異説では説明しにくかった。博士は「何かの感染症ではないのか?」と思った。なにか感染症に効くものはないかと探し求め、苦心の末、得られた答えが「重曹」だった。意外にも、あの台所で使う重曹「炭酸水素ナトリウム」が、ガンに著しい効果を示した。

真菌(カビ)はヒストプラスモシス、クリソスポリウム、クリプトコッカス、パラコクシジオイデス、グラム陽性真菌、そしてアスペルギルス(コウジカビ)に分類される。前者の5種は、ほとんど人体に影響を与えないことが知られている。最後のアスペルギルス(カンジダ菌の一種)も通常は害がないとされるが、ある条件が整うと猛威を振るう。その条件とは、生体の免疫力の低下である。免疫を落とした結果としてカンジダ菌に感染し、ガン化する。ガン患者にはこのカンジダ菌が大量に検出されることに気づいた医師や学者たちがいる。シモンチーニ博士の見解は次のようなものである。まず、何らかの要因によって生体の免疫力が低下する。次にカンジダ菌が勢力を増す。最初は表面的な、つまり上皮組織にコロニーを形成する。それから様々な器官や結合組織に根を張っていく。そして真菌のコロニーに対処しようとする生体の反応によって腫瘍の形成を拡大していく。つまりは腫瘍そのものが真菌に対する生体の防御によって作られている。真菌コロニーを被い、他の組織を保護しようとする生体の防衛反応と博士は仮説を立てた。ガンが真菌と仮定して行った博士の治療法は、ほぼ全てのガンに有効であり、数多くのガン患者を救ったことは事実であるからには「ガンは真菌」と言ってよさそうである。真菌は薬剤に応じてすぐにその遺伝子構造が変化してしまう。つまりちょっとやそっとの薬では順応に自分を変化させて適応してしまう。初めのうちは抗真菌薬も有効だが、薬種に応じて次々と対応して変化されてしまうのでは、薬の意味が無くなる。

抗がん剤が解決にならない理由のひとつである。

3、重曹でガンが消えた!

 博士は赤ちゃんの咽頭カンジダが炭酸水素ナトリウム(重曹)で治せることを思い出した。通常、母乳の異常で起こる感染症だが、重曹を少量飲ますと3日~4日で完治してしまうのだ。そこで博士はこの重曹を応用してのガン治療を考えついた。重曹は塩化ナトリウムを電気分解して得られた水酸化ナトリウムに二酸化炭素を加えて作られるが、一般の人にもなじみの深い食品添加物である。重炭酸ナトリウムとか重炭酸ソーダと俗称で呼ばれることもあるが、強いアルカリPHを示す。真菌(カビ)は塩に弱いが、アルカリにも脆弱なのだ。真菌の変身スピードと薬の無毒化能力を上回る殺菌作用を重曹は持っていたのである。とはいえ、真菌の生命力は侮りがたく強靱である。一朝一夕に数日でガン消滅というわけにはいかない。しかし博士の考案した方法で、ほとんどのガンが消えることは事実である。ただし、博士は医師であるので、静脈に注入(点滴)する方法が多く、素人にはできないものである。

4、シモンチーニ博士の処法

シモンチーニ博士が重曹をガン患者に対して、静脈から点滴注入した場合は、5%の炭酸水素ナトリウム水溶液500CCを1回の限度とする。上限を8.4%で500CCまでとすれば無害である。これを6日間続け、次の6日間は中断もしくはビタミンCの投与。これを4~6サイクル行うと殆どのガンが消滅する。この方法によれば、副作用はほとんど確認されない。わずかな人が一時的な疲労やのどの渇きを覚える程度である。博士は過去30年以上に渡り重曹治療を行ってきたが、糖尿・心疾患・呼吸器障害・高血圧・肝障害などを抱えていても問題は起こらなかった。

重曹を患部に届けることが出来れば、ガンは直る自信があった。しかし、それが難しい場合がある。腎臓や膵臓がそれである。また、脳や骨もやっかいだ。それでも、他の医師の知恵をかりて、治療の難しい場所でもカテーテルを入れて直接病巣に送り込む方法などを開発したことによって、ほぼ全てのガンが治療可能になった。

5、抗酸化だけではガンに効かない

  ガンは酸化した体を好む。だから、「抗酸化」がガン治療と予防にとても大事と言われて久しい。しかし、それにしてはガンが減らない。その原因のひとつに、「心の問題」がある。不安や恐れを抱えながら治る病気はない。免疫の要である自律神経をバラバラにし、毒性の強い脳内ホルモンを分泌して一気に体の免疫をおとしめる。健康においては肉体より精神の方が上である。主従関係で言えば、あくまでも心が主人で肉体は従者なのだ。もうひとつは「身の回りの毒物」である。シャンプーやボディーソープなど界面活性剤が強すぎて瞬時に経皮吸収されてしまう洗剤類。これは本当に猛毒だ。なぜにこんなものが規制されずに売られているか不思議に思う。これらによる害が、抗酸化の利益を上回ってしまっている。ガンを治療するには、抗酸化にプラスして「カビや細菌を抑える働きを持つ成分」が必要なのである。これが今静かなブームになりつつある「サルベストロール」と呼ばれるものである。特にストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーといったベリー系とリンゴや梨などは多量にサルベストロールを含有する。ただ、サルベストロールは農薬を使わない有機の作物にしか含まれていない。また、サルベストロールはどんなガンをも破壊する最強の抗がん剤となりえるが、経口・経皮に関わらず体内に殺菌系の化学物質(農薬等)を取り入れながらでは役にたたないものとなり、ガン治療には無効である。 

 もうひとつ重要な物質は抗酸化酵素である。この酵素の中で最強のものが、SODと呼ばれる。SODは正式名を、スーパーオキシド・ディスムターゼという。30年ほど前にセンセーショナルに世の中に登場したが、身の回りの毒物等で阻害され期待どおりには効果を発揮できなかった。条件さえ整えば、サルベストロールと手を組んで、SODは本領発揮となるだろう。

6,ガンの正体と治療法

 発熱というのは、多くは体が必要と判断しているから起こるのである。発熱は免疫機能のひとつであり、最大のものと言っていい。地球上に存在する細菌やウィルスはどういうわけか熱に弱い。低温には驚くほど強いが、熱には誠に弱い。ガン細胞も結核菌もエイズウィルスも天然痘も40~41℃で3日ほどで死滅してしまう。マラリアにかかると高熱が出る。マラリアは蚊の媒介する原虫であるが、大変熱に強く危険度も高い。そのため体が対抗して42℃近い高熱がでる。42℃に上がると熱に弱いガン細胞はたちまち死んでしまう。

  ガンと言う病気が今から50年ほど前に急速に世間に知られるようになって、現在でも最も恐れられる病気に数えられながら、今もってその決め手となる解決方法が無く、またその患者数も増える一方で、人類にとっては悪魔のような存在になっている。ガンの原因は、現在までにウィルス説、細胞突然変異説、DNA異常説、ホルモン異常説、果ては宇宙船刺激説まであり、様々な説が出てきては消え、どれも説得力に欠くものばかりで、決め手となるものは現代医学をもってしても解明されていない。しかし、整体法の世界では、ガンの正体について今から60年も前に、ガンの正体はカビであると見抜いていた人がいた。整体法の創始者、野口晴哉が最初に見抜いた。カビは酸化した組織を好む。パンに生えるカビを見ていただいても判る通り、カビは酸化してきたものに急速に繁殖し、一見細胞が突然変異を起こしたように見える。また、転移というガン特有の現象も、カビの性質を考えると容易に説明がつく。ガンを手術で全部きれいに取り除いたところで、カビの生えやすい酸化状態をそのままにしていては、次の日にまたガンが出来ても不思議はないのである。だから根本的な解決という意味で、体の酸化を防ぎカビに対する免疫力を上げておく必要がある。人体というものを、病理学的にとらえた場合、ガンへの特効薬の第1は殺菌、次に体の酸化を止め、カビの繁殖を封鎖する抗酸化酵素とカビ菌抑制成分ということになる。

7,ガン克服するポイント

 まずは、重曹を使っての消毒(殺菌)である。ガンというのは体にできるカビ(真菌)である。酸化した体、免疫の落ちた体にしか生息出来ない生物なのだ。ひと昔前は、細胞の突然変異かもしれないといわれたが、これも違っていた。ガンは正常細胞に巣くう微生物であり、増えすぎると困るが少量なら、いつも体内にいる。しかも、体に対する害は微弱で、結核菌やマラリアのほうが、よほど強烈だ。これらに感染すると、体は即座に高熱を出す。消毒殺菌を急ぐのだ。危険度が高いから体の反応も早い。しかし、ガンに対しては体は「ノンキ」なものである。そのうち対処すれば良いと体が判断しているに違いない。ガン細胞は熱にとても弱い。40℃でたちまち死んでしまう。ただ、体の状態が良く、気が高まっている体はすぐに発熱を始めるが、相当鈍くなっている体はその反応が遅く、かなりガンが大きくならなければ体が仕事(発熱)を始めない。いざという時には死なないように体は発熱を始める。だから熱に弱いガンに対して、体はとてもノンキなのだ。だから、体中が転移でガンだらけという人が、検査に行く前日までゴルフやジョッギングをやっていられた訳である。しかし、検査結果でガンと言われ、その日から何も出来なくなる。歩くのもしんどいとなってしまう。要するに「心」なのである。その「心」を安定させるために一括消毒(殺菌)がいる。発熱は必殺技であるが、ギリギリまで出ない場合が多い。だから早々に重曹による殺菌処理を始める必要がある。殺菌消毒法として、現在考えられる最も有効な手段を以下に示す。

(1) 咽頭ガン・食道ガン

濃度10~20%の重曹水溶液を毎日1~2時間くらいかけて、お酒を飲むようにチビチビと飲む。もちろん、気持ちが悪くなるほど飲まなくて良い。

(2) 胃ガン

濃度10~20%の重曹水溶液を100~200mLくらいを一気に飲んで、お腹(胃の上)を10分ほどマッサージする。ゲップを出しても良いし、気分が悪ければ吐くのも構わない。

(3) 十二指腸ガン・回腸ガン・空腸ガン(小腸のガン)

濃度10~20%の重曹水溶液を100~200mLくらいを一気に飲んで、マッサージする位置を下腹部に施す。濃度20%の重曹水溶液を500~1000mLくらいを浣腸する。できるだけ我慢したら、排出して良い。

(4) 大腸ガン・直腸ガン

浣腸がメインで、頻繁に行う。できるだけ多く濃度20%の重曹水溶液を注入する。

(5) 子宮頸がん・子宮ガン

濃度20%の重曹水溶液をあふれ出すまで膣に注入し、20分ほど恥骨の上をマッサージする。その後、排出する。ときおり浣腸も行う。

(6) 膀胱ガン

導尿カテーテル(ネットで購入)で、濃度20%の重曹水溶液を300mLほど注入する。慣れるまでは痛むが、ワセリンを使い、ゆっくりと挿入すれば、麻酔はほとんどの場合必要ない。20分ほど恥骨の上をマッサージし、その後排出する。

(7) 肺ガン・膵臓ガン・腎臓ガン・肝臓ガン・乳ガン・脳腫瘍・骨肉腫

濃度20%の重曹水溶液を経口と浣腸を併用するが、時間はかかる。焦らないことが肝心。体質改善を心がける。

(8) 皮膚ガン・舌ガン

濃度の濃い重曹を直接患部に塗布する。

対処法の注意点

  ・重曹はアルミニウムフリーの調理用のものを使用すること。

  ・重曹はぬるま湯に溶けにくいが、かき混ぜて分離する前に素早く注入する。

  ・注入等は1日1回で良い。

  ・6日続けたら、6日休むこと。

  ・ガンが治ったら止めること。

  ・抗がん剤を併用しながらでは効果は殆どない。

  ・松の葉と乳酸菌を、毎日摂取すること。

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