がん活性消滅療法

1、 要旨

自分が「前立腺がん」を治療(重粒子線治療)してから6年が過ぎる。治療後から定期的にPSA値の検査を実施してきている。そのPSA値を見ながら医師と相談している。その医師はいつ「がん」が再発するかと待ち構えているような発言をする。その発言からは「がんは治療したからといって、完治したとは考えていない」と聞こえてくる。

がんのさらに良い治療法が望まれてならない。その希望がもてる治療法のひとつを以下に紹介する。前田華郎著「「がん活性消滅療法」という選択」に書かれている内容を以下に抜粋して記す。著者が守り育ててきた「現代医学とはまったく異なるがん治療法」は「がん活性消滅療法」という名前で、英語でCancer Energy Annihilation Therapyという。そこでそのイニシャルをとって「CEAT」と略称している。

2、 敏感で疲れにくい指の筋肉で行う精密検査

大村恵昭博士が発見した「Oリングテスト」を使う診断で、「人は体内に何らかの問題があると筋力が弱まる」ということを原理の基本とし、さらに病的な部位に指や棒などが触れると、筋力はさらに低下することを活用する。指の筋肉はもっとも疲れにくく、脳神経系と直結しており、もっとも繊細である。しかも「Oリングテスト」は食品や薬剤の敵・不適の判定など、体外の物質の評価も可能だ。

「Oリングテスト」は1993年に米国で特許として認められ、その後欧米の医療現場で活用されている。日本では1993年に第1回バイ・デジタルOリングテスト国際シンポジウムが早稲田大学井深大(ソニー創業者)記念ホールで開催された。その会議で井深さんは「21世紀を目前に控え、我々にはパラダイムシフトが必要です。バイ・デジタルOリングテストはその可能性を見せてくれています。また「心」や「気」の作用があることを含め、多くの事物が相互に関係しあっていることも、バイ・デジタルOリングテストは教えてくれます。我々も既存の尺度でなく、広く大きく「心」や「気」の問題を論じていかなければなりません。バイ・デジタルOリングテストは20世紀医学から21世紀医学へのパラダイムシフトに必要です」と明言しています。

 著者の病院では、患者はただ立っているだけで、検診者と患者の間にメディエーターが立つ。メディエーターは右手でOリングをつくり、左手にがんの標本を握りながら金属の棒も持つ。そして患者の身体の各部位に金属の棒を近づける。この際、金属の棒や左手を患者の身体に接触させない。もし肺がんの腫瘍の標本を持ち、患者の生命場と接触した場合、患者に肺がんがなければ、患者の神経に電磁気的な変化は発生せず、筋力の低下もない。しかし、患者の体内に肺がんが存在すると、患者の生命場に電磁気的な変化が見られ、患者の筋力を低下させる。そして同時にメディエーターの生命場にも感電のように電磁気的な変化をもたらし、右手でつくるOリングの握力を弱らせる。このようにがん腫の標本と同じがん腫が体内にある場合に、その両者が共鳴することで、電磁気的な変化を神経・筋肉系にもたらす。

3、 がんに効く温熱効果

42℃以上になると死ぬのはがん細胞だけではないが、正常細胞は高温にしようとしても血液の循環を活発にして体温を正常に保つので、細胞自体を42℃以上にするのは難しい。一方、がん細胞の血管は間に合わせの粗悪な血管なので、がん細胞周辺の血管は活発に血液を循環させることができないので、比較的容易に42℃以上の温度になる。

そこで身体を温めてがん細胞を殺そうとするがん治療法がハイパーサーミア(がん温熱療法)だ。ハイパーサーミアではラジオ波によって、細胞自体が自己発熱し42℃~44℃になる。CEATのマイクロ波は体内組織の水の分子を揺り動かすことで温度を上げる。照射時間は6秒を数回繰り返すのみだ。

4、 病理医の判断の危うさ

病理組織検査は医学の粋を結集した精緻な検査であろうと誰もが信じている。しかし、病理医によるこの確定診断はきわめて難しい。アメリカのがん関連医学誌の2005年10月には「がんの初期診断の誤診率は12%」と報じている。がんの病理組織検査に携わる病理医たちは「国から認められた検査法に基づいてやっているのだから、誤りがあってもそれはいたしかたないこと」と明言し責任を回避しようとする。ある病理医は「悪性か良性か分からないことはけっこうある。そういう時は悪性と診断するしかない」と証言している。

5、 肥大化する「抗がん剤ビジネス」

がん・悪性腫瘍に関する日本の医療費は2014年に3兆9637億円で、医科診療医療費総額(29兆2506億円)の約13.6%を占めている。しかも毎年7%増加している。そして、このがん医療費の中で、近年増加が著しいのが抗がん剤の経費だ。2014年に抗がん剤に費やした医療費は8523億円だった。抗がん剤市場の拡大に拍車をかけたのは分子標的薬だ。分子標的薬はがん細胞の特徴を認識し、がん細胞の増殖や転移に関わる遺伝子や分子のみを攻撃する。ただし分子標的薬は開発と生産に巨額を要し、処方するためには年間約1000万円が必要だ。そしてさらに高額なのが免疫チェックポイント阻害薬だ。最新の免疫チェックポイント阻害薬であるオプジーボが超高額であることが報じられている。「抗がん剤でいかに稼ぐかが病院経営の最大テーマ」にもなっている。

6、 先進国では代替医療が主流

欧米先進国では、すでに標準治療、3大治療と呼ばれる治療法だけでは、がん医療は成り立たないことを医師たちは確信している。現在、世界のがん治療の半数以上は、一般的に代替医療と呼ばれる医療によって行われている。ただし、代替医療ががん患者をどんどん完治させているということではない。代替医療の方が現代西洋医学の治療法よりがん患者の生存期間を長引かせ、死をやすらかにできるという意味で優れている。

7、 細菌やウィルスによる「がん再発」という誤診

CEATにおいて共鳴反応検査は、がん診断だけのツールではない。がん遺伝子やがん組織の代わりに、ウィルスや細菌の標本、有害な重金属、薬物などをメディエーターが持てば、体内にそれらが隠れているか否かがわかる。

 がん細胞が増殖している腫瘍の周辺は、免疫システムが正常に機能していないために、外部からの侵入者にとって居心地のよい環境になり、さまざまな病原体ががん細胞と共存している場合が多い。さまざまな病原体の組織標本を用いて、共鳴反応検査によってチェックをしていくと、大腸菌やボツリヌス菌、結核菌などの細菌や、クラミジアなどの真正細菌、サイトメガロウイルスなどのウィルスの存在が確認できる。こうした病原体や重金属などは、がんの治療を妨げる。日本人のサイトメガロウイルス感染率は60%以上と高い。このサイトメガロウイルスは、有機ゲルマニウムというサプリメントを飲むことで抑え込むことができる。また水銀の汚染率も非常に高い。水銀・鉛・カドミウム・ヒ素などを除去する効果が高まるのは、中国パセリの錠剤と経口活性炭だ。

  抗カビ効果を持つ成分の代表は、プロポリスだ。これらのサプリメントは免疫力を高め、がんに乗じて悪さをする細菌や真菌、ウィルスなどを処理してくれる。サプリメントの向き不向きも共鳴反応検査でチェックし、その人の身体にもっとも適したものを勧めている。身体に合ったサプリメントで抑制・排除を行えば、マイクロ波照射によるがん治療はより速やかに成果につながるようになる。

8、 さまざまな動物が媒介する病原体

なかなかがん活性が消えない患者の72%は「ダニ陽性」だ。「ダニ陽性」は大腸がんで圧倒的に多く見られる。「ダニ陽性」の患者に抗生物質を投与すると、がん活性は消滅する。難治性のがん患者はシラミ・クモ・カ・クマムシ・クラゲなどに反応する例があった。

9、 各種がんとCEATの症例

CEATをスタートしてから18年間に7000名近い患者の治療を行ってきた。以下に症例等を記す。

(1)脊髄腫瘍  現代西洋医学では治療法がないが、CEATでは6例が完治または改善している。

(2)上顎洞がん  手術や放射線療法では、鼻の変形や唾液分泌障害の後遺症があるが、CEATではそれも一切ない。症例数:3例。

(3)甲状腺がん  マイクロ波に非常に感受性が高いがん。手術を受けずにCEATだけの治療を行った例での治癒率は90%以上。症例数:69例。

(4)舌がん・口腔粘膜がん  現代医学では手術し、手術で欠損した部分に皮膚移植する。発音障害が残る。CEATの場合は、頸部リンパ節の腫脹していない初期のものは容易に治癒する。進行した例では、手術と併用すると良い結果が期待できる。症例数:25。

(5)咽頭がん  手術でリンパ節を摘出する場合が多い。放射線治療は唾液腺の分泌障害が起きる。CEATの場合、初期では完治し、末期がん以外は全員経過良好である。症例数:19。

(6)肺がん  現代医学では、苦痛を強いる気管支鏡検査を行ったり、病理組織検査の目的で開胸したりする。CEATでは体外から即座にがんを発見し、その推移を観察できる。肺は臓器の中でも空気が多いためか、マイクロ波の浸透性が優れている。治療率は前期であれば手術の有無に関係なく80%以上ある。症例数:518。

(7)乳がん  早期の乳がんは、マイクロ波照射のみで治癒可能だが、がん活性が強い場合には治療にかなりの期間を要するので、患者の80%が手術を受けている。手術後にマイクロ波照射でがん活性を消滅させることは、再発・転移防止に重要だ。症例数:714

(8)食道がん  米粒大までの食堂がんは、マイクロ波照射と遠赤外線温熱器で懐死させることができる。狭窄をきたしている食道がんの治療は、手術でがん腫を含め食堂を切除し、食堂再建の後、マイクロ波を手術創とその周辺に照射する。小さな転移がある場合でも、マイクロ波照射で抑え込むことができる。症例数:52。

(9)胃がん  マイクロ波の浸透性は、腹部のように脂肪組織と水分が多いところは胸部などより低いが、手術不能の胃がんでも集中治療を行えば意外に良い結果が出ている。前期の胃がんで部分切除手術を行い、術後にマイクロ波を照射した例では、80%以上が再発なく完治している。胃の調子が悪く、食べ物の味がしない、しゃっくりなどの症状がある人の共鳴反応検査をすると、ピロリ菌を伴っている例が多い。ピロリ菌に対しては、ミセル化抽出プロポリスが有効である。症例数:410。

(10)肝臓がん  がん腫が小さく、体力があれば80%以上治癒は可能。共鳴反応検査による超早期発見群では、95%以上の完治が期待できる。ただし、肝臓がんは個人差が大きいという特徴がある。がん腫が大きい場合には手術が不可欠となる。

肝臓には有害重金属、特に水銀が蓄積する例が多く、抗がん剤の蓄積も見られる。これらは膵臓・大腸にも蓄積されることが多いが、経口活性炭の服用により、これらの有害物質が大便とともに排泄されると、肝臓や膵臓の重金属も消失し、治癒を早める。

また慢性C型・B型肝炎ウィルスは、マイクロ波に感受性が高く、全身のマイクロ波照射で、C型肝炎では14~15回、B型肝炎では18~20回でウィルスの活性は消える。

症例数:68。

(11)膵臓がん  早期発見が難しいため予後が悪く、発見された時にはもう手遅れとされるが、マイクロ波にはよく反応し、食欲があり痛みが無ければ治癒の可能性は高い。膵臓がんには膵吸虫の反応が高率で確認されるので、抗生物質で除去する必要がある。症例数:83。

(12)子宮がん  CEATによる治癒率は、転移のない前期で約90%、後期で約60%である。子宮頸がんでは、必ずヒトパピローマウィルスが存在し、転移巣にもヒトパピローマウィルスが見られることがある。チョコラB・B(エーザイ)にヒトパピローマウィルスの活性を消す効果がある。症例数:212。

(13)前立腺がん  CEATによる前立腺がん治療では、前立腺の被膜を破って外に浸潤している例を除けば治癒率は98%以上。転移でもっとも多いのは骨だが、骨転移がある場合でも治癒率は80%以上である。症例数:491。

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